創造的休暇を過ごすために vol.23

特任講師の三星です。

 

今日は少し嗜好を変えて、制作環境における音の話をしたいと思います。
みなさん、大学を卒業して、デザイン事務所に入ると、
どんな音がしていると思いますか。

お洒落なジャズが流れているでしょうか。それともクラシックとかでしょうか。
あるいは無音、それもあるかもしれません。

 

ただ僕の感覚的にはほぼ100%、デザイン事務所は FMラジオ、
しかもJ-waveがかかっています(偏見です)。

朝の別所哲也に始まり、サッシャ、レイチェルチャン、クリス智子、そしてピストン西澤まで、ほぼ日本人みたいな外国人か、外国人みたいな日本人によるトークと音楽がデザイン事務所のBGMとなっていて、それが環境音楽みたいになっている。
それがザ・デザイン事務所です。

 

 

若干の悪口を言っているような気もしなくもないですが、
ここで僕がお伝えしたいのは、
もしラジオ文化に触れていない人がいたとしたら、
作業中に流すものとして、音楽だけではなく、
一つの選択肢としてラジオを入れておくといいですよ、ということです。

 

馴染みのある、好きなアーティストの音楽もいいですが、
作業に集中したくなったり、またリラックスしたくなったりと、
様々なモードにチューニングできるのは案外、人の話し声だったりします。
それに、自分の知らなかった音楽や知識がさっと耳に入ってくるのもラジオならではと言えます。

 

と、そしたらJ-waveをかけておけばいいのかという話になりそうですが、
僕がここでお勧めしたいのはそれとは別のものです。

 

 

一つは同じFMである、Inter FM。

ここもJ-waveと同じFMなので音楽が主ですが
(FMとAMでは周波数による得手不得手から、音楽より(FM)とトークより(AM)に分かれる)
J-waveほどの洗練さがなく、少しローカルな感じがあって
少し洋楽よりなバランスで音楽が流れます。
なんだかそれがノスタルジックな感じもして心地よいのです。

 

 

そしてもう一つはAMの王者、TBSラジオです。

TBSラジオは学生の皆さんにはもしかしたら少しハードルが高いかもしれません。

毒蝮三太夫(どくまむしさんだゆう と読みます)さんとか、
伊集院光さん、ジェーンスーさん、赤江珠緒さん、ライムスター宇多丸さん、荻上チキさんと、
J-waveとは打って変わって、年齢も若干高め、
日本人なのかそうでないのかもよくわからない人たちが1日中、いろいろな話をしています。

 

音楽は少なめで、どちらかというと時事問題とかカルチャーとか、悩み相談みたいなものもたくさんあります。

 

 

ただ僕は間違いなく、これからの時代のカルチャーを作っていくのは
このTBSラジオの人たちだと思っています。いえ、そうなのです。

 

自分の好きなことを、好きなように、ただ人に対しては最大限の想像力と思いやりをもって言葉を紡ぐ。
一生懸命ふざけながら、本当に必要なことを伝える。
そのなかに新しい気づきと刺激があり、
それを受けた私たちのなかに新しい文化が育まれるんじゃないかと思います!

 

なんだか熱くなってしまいましたが、
特に、平日の22時から始まる「セッション22」は、時事問題をとてもわかりやすく、
そして丁寧に教えてくれるし、学生にこそ聴いてもらいたいと思います。

 

と、ここまで書くと僕が完全なラジオ好きということがお分かりだと思いますが、
今はradikoやラジオクラウドなど、スマートフォンやパソコンでも聴ける環境が整っているので、
これを機会に少し耳を傾けてくれるといいなと思います。

 

特命講師 三星安澄

 

illustration:佐原輝夫(環境デザイン学科非常勤講師)

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