創造的休暇を過ごすために vol.16

プロダクトデザインコースのナカダです。
今回は、『ミクロ』にむかって旅をしてみましょう! 連日ニュースで「コロナウイルス」を目にします… と思い出していた映像をいくつか紹介します。

 

『Power of Ten』(Charles&Ray Eames/1968,1977)

 

これは、もう説明不要かもしれませんね…
チャールズ&レイ・イームズによって 1968 年にラフ版、1977年に修正版が制作された傑作!

まだCGがない時代に、実写とアニメーションを巧みに編集し見事に表現しています。
授業でも薦めていますが、スケールの重要性を視覚的に理解するのに良いと思います。
音楽は、巨匠エルマー・バーンスタイン。

 

彼らは、1949 年のイームズハウス(自宅兼アトリエ)竣工後、多数の映像を生み出します。 40本ほどあったと記憶しています。どれも興味深いのでいろいろと見てみてくださいね。

 

 

『A Comumunications Primer』(Charles&Ray Eames/1953) 最初期の映像作品

 

『ミクロの決死圏』Fantastic Voyage (監督:リチャード・フライシャー/1966/アメリカ)

 

これは、軍が秘密に開発した『ミクロ化技術』を使用して小型原子力潜水艇とともに人体へ
入り込んで血痕をレーザー銃で焼切り生還するという任務を実行していく物語。

 

ただし小型化していられるのは、たった 60分間。
次々と起こるトラブルに素晴らしい機転で対応していく乗組員に手に汗にぎるSFストーリー。

 

潜水艇のデザインは、後のディズニーランドの原型を創ることになるハーパー・ゴフの担当です。

 

 

ウルトラセブン第 31話『悪魔の住む花』(1968/円谷プロ)
『ミクロの決死圏』に影響を受けて円谷プロが制作した話。

 

ウルトラセブンが、『ミクロ化』して体内に突入し、宇宙細菌ダリーと戦うストーリー。
このシリーズはどれも教訓めいたところがあり、痛快ではなく後味が悪いのです。

 

この話は「綺麗な花にはトゲがある」だろうか…?
『日常のあたり前』に『疑問』を投げかけてくれます。

 

今回紹介した映像は、50 年以上前にCG無しで『ミクロ』をテーマにしたモノ。
その制作へのエネルギーやアイデアに触れてみてください。

 

実際に足を運ばない旅にも行く先が、まだまだたくさんありそうです。

ナカダシロウ

 

illustration:佐原輝夫(環境デザイン学科非常勤講師)

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