創造的休暇を過ごすために vol.29

プロダクトデザインコースのナカダです。

今回は、ワタシの師匠の本を紹介します。

 

ワタシは、大学を卒業したものの就職もせずに御茶ノ駅でティッシュを配っていたのです。

そんなトキ!偶然が重なって、内田繁さん、三橋いく代さん(内田繁の妻でスーパーデザイナー)

と出会い「ウチで働いてみないか?…」と声を掛けていただきました。

当時、内田さんの事務所には、いつも著名なクリエーターが入れ替わり立ち代わりにいらして

耳に飛び込んでくる話が、刺激的すぎて…本当に濃密なデザイン漬けの20代を過ごしたのです。

挙げたらキリがないのですが(敬称省略)

倉俣史郎、山本耀司、三宅一生、田中一光、亀倉雄策、松永真、八木保、杉本貴志、小島良平、粟辻博、

エットーレ・ソットサス、アルド・ロッシ、ガエターノ・ペッシェ、アレッサンドロ・メンディーニ、

フィリップ・スタルク、篠山紀信、安藤忠雄、磯崎新、中西元男、松岡正剛、坂本龍一、松本隆…

デザインの教科書が、目の前で動いている感じ…

しかもスタッフとしてそのプロジェクトに参加して実践で学び・吸収した日々でした。

 

内田さんは、多数の著書を遺されたのですが、その中でも『普通のデザイン』が学生に一番お勧めです。

デザインの意味、必要性、可能性、不要性…これらを分かりやすく紐解いています。

そして『美しさ』ということ。モノだけなくその関係性や所作も含めて日本人が育んできた『美』について説き、これからの時代にますます重要になるであろうコトについて綴っています。

 

ワタシのデザインの根幹は、内田繁さん、三橋いく代さんと過ごした20代に築いたモノです。

是非、手に取ってみてください。ワタシも何十回と読んでいますが、本を開くたびに発見があります。

「普通のデザイン」…日常に宿る美のかたち(内田繁/2007/工作舎)

 

「Japanese Interior Design」「Japanese design Philosophies」
These books are the English translation of
“Ordinary Design ” published by Kousakusha in 2007
“Japanese Interior Design ” by Shobunsha in 2007

 

 

 

 

 

ナカダシロウ

 

illustration:佐原輝夫(環境デザイン学科非常勤講師)

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