建築学実験B,D

建築学実験B,D(中山先生、森部先生)では、主に材料の性質(強さ、堅さ、耐候性など)を知るために、試験や測定を行っています。ここでは、3つの試験を紹介します。

トラス試験

トラス(truss)とは、三角形を基本に構成された骨組みのことです。写真に見られるような骨組みを鉄橋などで見たことがあると思います。ここでは、おもりを乗せたときに部材に生じるひずみを測定しています。ひずみを知ると、部材の堅さを知ることができます。部材の堅さを知ることで、工学的利用が可能になります。つまり設計などで、どのくらいの重さで部材がどれぐらい曲がるか、などが計算できることになります。

鉄筋の引張試験



鉄の棒を引っ張って破壊します。直径9mmの鉄の棒がどれくらいの力で引っ張ると壊れるか、その力の大きさを測定します。鉄筋は鉄筋コンクリート造などで使われるものです。この鉄の棒を計算に基づいて十分に配置されることで、建物に粘り強さを持たせています。写真はまさに壊れる瞬間を激写したものです。

張弦梁の製作


張弦梁を聞いたことがある高校生は少ないのではないでしょうか。梁の中央につっかえ棒をたてて、つっかえ棒の下端にケーブルを通して、ケーブルを思いっきり引っ張るとできます。梁が曲がりにくくなることが特徴です。弓矢が張られている状態と似ています。大きなスポーツ施設などの屋根架構で、この仕組みを利用しているものがたくさんあります。実際に梁の上に載ってみて、その曲げにくさを体感しています。
上写真はそのままの梁、下写真は張弦梁です。人が載っても曲がっていない様子がわかると思います。

実験は講義と違って、体験・体感することで得られることを重要視します。それは万が一、実験に失敗することがあっても、何が問題か考えることの方が重要といえます。(横須賀)

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