構法・施工の授業で参加を募り、現場見学ワークショップに参加しました。(3年生中心)
訪問先は世田谷にある柳澤家で、国登録有形文化財に登録された小住宅(旧邸、昭和26年築)を核として、2階建住宅・社(やしろ)・保存樹・井戸廻りの外構を保存活用・公開する計画となっています。また「大原一丁目柳澤の社市民緑地」としても公開されています。
■旧柳澤邸(国登録有形文化財)
建築史を専門分野とする堀内先生より、民芸建築である旧柳澤邸の造り・家具等について説明をしていただきました。
メモとカメラを片手に聞いている熱心な姿が見られました。
■2階建住宅の耐震補強・保存活用改修工事
まず、設計者の方から計画について・大工さんから道具や継手についてのお話をしていただきました。
そして、いよいよ工事現場内へ。
普段は見られない建物の躯体が見え、構造が良く分かります。
2階の床板を外してもらい、根太と1階天井裏を覗く事が出来ました。
またカンナ削り体験をご用意いただきました。大工さんの手を借りながら一人一人が木を削りました。
友達との差に一喜一憂しながらも、みんな真剣に取り組んでいました。
いつもの授業と違い、実際の現場を見て触れてみる事でより深く建築について学べたのではないでしょうか。
とても良い体験となりました。ありがとうございました。
(助手 高畑 緑)