昨年12月にオープンした大学1号館8階の未来研究室昭和、通称未来ラボは私の研究室の斜め向かいにあります。デジタルツールを学生たちが気軽に使用でき自分たちが作りたいものを校内で作れる場所として学科で工房を作りました。

最近未来ラボをのぞいてみると、マシーンに向き合い制作に打ち込んでいる学生を見ます。私の研究室からもその気配を感じることができます。というのは、3Dプリンターが動いているときれいな未来的なメロディーを奏でてくれるからです。作業音ともテクノ音楽とも例えられるその心地よい調べはデフォルトでマシーンに設置しているのだそうです。

未来ラボには、みなさんの夢をかなえてくれる?稲津さんという未来ラボ専属の方がいて、機械の操作の講習会を行ってくださったり、あるいはみなさんがこんなものあんなものをつくってみたいということに対して親身になって相談に乗ってくれ、その目標制作物の実現に向かってあれこれ適格なアドバイスをしてくださいます。夢をかなえてくれる未来型ロボットのドラえもんではないのですが、そんな方です。

ここになんと3Dプリンターが4台もあります。小さいのが2台、中ぐらいのが1台、そしてデカいのが1台です。一時は自分自身のフィギャーを作れるとかで話題になりましたが、モノづくりにおいて3Dプリンターの可能性は無限大です。使い方は簡単なのでマシーンの使い方をすぐに覚えて、自分の想像を膨らませて、創造の領域を広げましょう。

ちなみに来年度の4月から田村の担当するCAD2のクラスではこの3Dプリンターを授業に導入する予定です。
もちろん3Dデータを作ったもののアウトプットとしてこの3Dプリンターを使用するということです。

これまでにもこんなものやこんなものを打ち出してきたのですがこれからはもっといろいろなものをつくってほしい、という思いもあって授業に取り入れることにしました。 みなさん、どんどんお使ってクリエ―タ―女子になってください。もちろん来るとき、大学にいるときも万全のコロナ対策をしたうえで。
田村圭介