須藤玲子先生 デザイン計画特講

須藤玲子先生は、六本木のAXSISの地下1Fにある「布」の取締役であり、テキスタイルデザインナー、プロデューサー、東京造形大学の教授でもあります。

独創的な布作りによって世界的に高い評価を受けられており、デザインしたテキスタイル作品はメトロポリタン美術館やニューヨーク美術館、ボストン美術館、東京国立近代美術館工芸館など、世界36カ国の美術館や博物館に永久保存されています。

今回の講義では、「布」がこれまでに発表した2000点あまりの布の中から、

◇無駄をなくそうという発想から生まれ布

◇天然繊維にこだわった布

◇最先端技術から生まれた布

という3点にしぼって、

エピソードを交えながら布作りについてお話いただきました。

たとえば、織り間違いされた布(わざと間違うのではなく違う種類の糸が混じってしまった布)は、通常は使用できないが、これを6mmにカットして、リボン状にしてつなげた布(1000mの布をカットしたそうです)。

余ってしまった布を、スタッフが6cm四方にカットして、これらをオーガンジーに張り、日本で打ち掛けの刺繍をしている高度な技術を持った職人さんに縫い合わせてもらい布にする。

など、豊かな発想から生まれたアイディアから生み出されていく布は大変魅力的な物ばかりです。

天然繊維へのこだわりでは、

現在の綿の栽培は、害虫を駆除するために農薬を使ったり、遺伝子操作をしたりすることによる環境へ悪影響が多数ありますが、古代種の綿は虫がつかないので、こういった問題をなくしてくれる。 ということは、オーガニックコットンを使えば、持続可能な社会が可能になる。「布」製のオーガニックコットンを使ったカーディガンは、すてきな色と肌触りとデザインでした。私たちは、消費者として考えねばと思いました。

「布」で取り扱ている布を持参していただいたので、皆、講義の後は布を触ってその風合い等を確かめさせていただきました。

なお、この講義は10月29日でした。

(担当:下村)

 

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