おおいそまうで(課題の取り組みを大磯まつりで発表しました!)

2022,12.14 プロデュース

11月26日に行われた大磯まつりで、私たちが企画した「おおいそまうで」を発表しました!
これはデザインプロデュースコース3年前期の演習科目で「○○(地名)の応援団になる」という課題で大磯町をとりあげたことがきっかけです。私たちの企画内容を大磯町の方にプレゼンテーションしたところ、とても気に入っていただき今回発表の機会をいただきました。
「おおいそまうで」の企画は、今も大磯に残っている旧伊藤博文邸(滄浪閣)、旧吉田茂邸、旧島崎藤村邸の三つの邸宅を使用した、二泊三日の別荘暮らしです。歴史的偉人の邸宅に宿泊できるという非日常さと、私たちがフィールドワークを通して感じた大磯町の特徴「故郷に帰ってきたような居心地の良さ」を掛け合わせた内容です。
大磯町を最大限に楽しんでいただくためのサービスを用意し、私たちの工夫を盛り込みました。

左:企画の説明シート(祭りポスターは大磯町様よりご提供いただきました。)  右:制作したパンフレットの表紙

大磯まつりは今年が第一回の開催で、大磯町が受け継いできた歴史や文化に触れることのできるイベントです。イベント会場には多くの屋台やキッチンカーが立ち並び、ステージの周りも朝から多くの人で賑わいました。
発表ではパワーポイントを野外ステージに映す予定でしたが、なんと嫌な予感が的中し、真っ白で何も見えないハプニングが起こりました…泣

左:祭り当日の会場の様子   右:私たちの発表(スクリーンが真っ白に・・・!)

しかし、お客さんの想像力を最大限に高めてもらい、言葉だけの説明にはなりましたが、なんとか発表をやり切りました。普段、毎週授業で発表をしていたこともあってかあまり緊張せずにできたと思います。
夕方には、大正ロマンの衣装を着用し、ゆるキャラと一緒に会場を回るコーナーにも出演しました。(ゆるキャラ達は大人気であっという間に子供たちに囲まれていました…笑)
夜には花火も上がり、美味しいご飯を食べることができ、私たちもイベントを満喫できました。それと同時に1日頑張った達成感にも浸っていました…。

左:大正ロマンの衣装を着せていただきました。  右:夜には花火も打ち上げられました。

最終的に総来場者数は8000人もいたそうです!!ハプニングもありましたが、このような大規模なイベントで発表できたことはとても貴重な経験になりました。このような場を設けてくださった大磯町をはじめ、発表を聞いてくださった皆様、誠にありがとうございました。またお目にかかれる機会を楽しみにしています。

【作品と発表を終えての感想】
勝 天音:この課題を通して、そこにしかない特別なものを発見しプロジェクトに活かしていくことの重要性を学びました。また、グループワークで、コミュニケーションの難しさや伝える大切さを実感しました。大磯まつりでの発表では、パワーポイントが映らないハプニングがありましたが、臨機応変に対応することができました。これらの経験を通して、実践的に基礎力を高めることができたと思います。
佐々木 美月:今回の課題では街の魅力をどのように引き出していくべきかたくさん悩み考えました。大磯まつりの発表では、初めて聞く人に私たちが誰で課題の概要から企画の内容まで分かりやすく伝えることに注力しました。コミュニケーションのスキルも学ぶことができました。私たちの話を聞いて真剣に向き合ってくださった町役場や旅行会社の方々、聴衆の皆様のおかけで貴重な経験をすることができました。
清水 あかり:実際に大磯の皆様に企画内容を聞いていただきリアルな声をいただけたことが、とても貴重な体験となりました。お祭り当日はあいにく天候が悪く残念でしたが、たくさんの人に助けていただき、無事終えることができました。グループワークを通して、1人ではできなかったことがたくさんあり、本当に周りの人たちに救われたと感じました。これらの経験を今後の大学生活でも活かしていきたいです。
竹内 美桜:本企画は、まちを盛り上げるというテーマと、50〜60代という私たちにとって身近とは言い難い年代をターゲット層に定めた初めてだらけの内容で、勉強不足を痛感させられることの多かった企画演習です。しかし祭りでのステージ発表を終え、「この旅行プランが本当にあったら参加してみたいですか?」と問いかけたところ、ターゲット層年代とみられる方々が手をあげてくださったときは本当に嬉しかったです。デザインプロデュースを学ぶ学生として、この体験を糧にこれからも精進していきます。
友利 優海:今回地元である大磯町の企画を考えられたこと、実際に発表の場を設けていただいたこととても嬉しく思っております。約7ヶ月間企画について話し合い、ブラッシュアップを続けてきました。毎週大学の授業で発表し、そこで受けた指摘をもとに話し合うことで企画が形になっていくのを実感していました。そして、今大きな達成感を得ています。私はこの経験を通して改めて企画立案の楽しさを知ることができ、今後の大切な糧になると感じました。お世話になった大磯まつり関係者の方々、また指導してくださった先生方、ありがとうございました。

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大磯町の皆様にはこのたび大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
環境デザイン学科教員 金子友美

 

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