サイト・リノベーション「三茶っ子のウチ」が「トウコレ建築2023」にて受賞

「トウキョウ建築コレクション展2023」（全国修士設計展＋修士論文展＋プロジェクト展、会期：2023年3月７日〜12日、会場：代官山ヒルサイドテラスhttps://tokore.site/)の「プロジェクト展」部門に杉浦研究室＋DP総合演習で行った「サイト・リノベーション【三茶っ子のウチ】」を出展、公開審査の結果、審査員特別賞を受賞しました。皆の努力の賜物ですね。
当日のプレゼンテーションは皆を代表して修士の先輩が主導して学部の後輩と行いました。写真は会場内、プレゼン前の打ち合わせ、と受賞インタビュー。

プロジェクトの内容説明：
研究室では2017年より竹の利活用を考え「南京玉すだれ」システムを様々に応用した空間をつくってきました。2022年度は地元、三軒茶屋の駅近「八角堂」と、学内「光葉庵」、2箇所の場所の利活用を考え、世田谷区で行っている「三茶のミライ」というまちづくりとも協働しました。竹の割り箸という廃棄されてしまう素材を大量（2000本と6000本）に使い「南京玉すだれ」を皆で制作し、さらに小枝や竹の廃材等も用いてアップサイクルの空間をつくり、展示販売空間、本のある休憩スペース等、どちらもまちの交流空間となったものです。

「トウコレ２０２３・プロジェクト展」のグランプリは東北芸術工科大学、馬場正尊研の山形で経済まで回すまちづくり。審査員特別賞は他に九州大学、末廣香織研の竹の野外演劇空間。筑波技術大学の聴覚障害学生チームの食堂デザイン。芝浦工大有志が稲取で開設している設計室。の計4件。全17件の出展プロジェクトはどれも社会での実装型で、全国の熱い学生さん達にも出会え、研究室の学生共々、大変励みとなりました。（杉浦久子）