創造的休暇を過ごすために vol.22

2020,05.13 プロダクト

プロダクトデザインコースの橘です。

オンライン授業も始まりましたね。教職員力を合わせ工夫していますので
皆さんもより良い授業になるように積極的に参加してくださいね。

これまでも直接的にデザインと関係ない本をお勧めしてきましたが、今回も。

大分、社会常識になりつつある ( ? ) 縄文マニア。今日は縄文時代に関する Web ページを 2 つご紹介します。

縄文時代って、なんとなくざっくりしたイメージでとらえていませんかね。
実際のところ、出土する集落跡や土器土偶などに残る情報から、
当時を推測していくしか方法はないので、本当のところは分かっていないという方がしっくりくるのかもしれません。
この時代についての研究が盛んになったのも割と最近なのです。

所説ありますが、時代で言うと 15,000年前から 2,500年前の 12,000年間をさして縄文時代というのが一般的です。
栗やクルミ、豆なども栽培し農耕があったとされています。
また、日本各地の集落同士で黒曜石などの交易も行われ、人の移動も盛んだったそうです。

そしてなにより、世界的にみても不可思議で特徴的な土器土偶の数々は、
みなさんも教科書などで見たことがありますよね。

合理性や効率化を追い求めて生産されたモノに囲まれている我々からすると、
無駄で意味の分からない造形でしかなかったのですが、
これらの造形の独自性と、そこに宿る「美」に価値を見出したのが、太陽の塔で有名な岡本太郎さんです。

これらの造形が生み出された背景や目的は、今に生きる我々がわかる日は来ないのかもしれません。
でも、数々の遺物から垣間見える当時の社会形成や、
前提の異なる圧倒的な造形力は現代の私たちも学ぶべきことが多いと思います。


「和楽」で縄文の記事を多く書かれている笛木さんの物事をわかりやすく伝える語彙力、
文章力は本当に勉強になります。

デザインに直接関係はないかもしれませんが、
和楽は縄文以外のページも魅力的なコンテンツにあふれていますので、一読の価値ありです。


『縄文 JIN』はデザイン事務所が制作しているだけあって、
縄文の情報を魅力的なコンテンツとビジュアルで伝えてくれています。
グラフィックデザインに興味のある方は勉強になると思います。

なぜ、今、縄文なのか。
答えは人それぞれ、たくさんあると思います。

我々の今の社会の形は産業革命以降のものですが、
形を少しずつ変えていかねばならない状況だと思います。

ただ、私は今の状況だけに対応した形ではなく、
できる限り持続可能な形を模索していく必要があると思います。自然調和と融通の利く柔らかさを備えた持続可能な社会。
こんな時代がやってきたとき、デザインにはどんなことが求められていくのでしょうか。

想像してみるとわくわくしますね。

橘倫央 専任講師の推薦 web
『和楽』https://intojapanwaraku.com/culture/72190/
『縄文 ZINE』https://jomonzine.com/

 

専任講師 橘  倫央

 

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