創造的休暇を過ごすために vol.11

2020,04.25 プロダクト

新入生のみなさん
在学生のみなさん
プロダクトデザインコース助手の伊藤日向子です。

新入生の皆さんはこれからどうぞよろしくお願いします!

このようなかたちで新学期が始まってしまい、
不安な気持ちで日々を送っている人も多いかと思います。

ですが、この機会に自分が好きなものをさらに追及してみたり、
まだ自分が挑戦したことのないことに挑戦してみたり、楽しみながら毎日を過ごしてくださいね。

また元気に会える日を楽しみにしています!

今回私は最近みた映画の中で一番心に残った映画を紹介したいと思います。

見るたびに新たな発見があり、分かると泣きたくなる。そんな映画です。


「リズと青い鳥」
(2018年 監督:山田尚子 脚本:吉田玲子 アニメーション制作:京都アニメーション)

「リズと青い鳥」は2015年からアニメ放送されている
「響け!ユーフォニアム」のスピンオフ映画です。

アニメを見ていなくても楽しめるので安心してください笑。

普通の映画よりセリフ数が少なく、
クライマックスに向けて盛り上がっていくような映画ではないので少し物足りなさを感じる人もいるかもしれません。

ですがその分キャラクターの仕草や動作、
音の演出にとても細かい工夫がされているので、その部分に注目してみてください。

この映画は吹奏楽部の高校3年生の2人の少女の心情をとても繊細に描いている物語です。

2人が所属している吹奏楽部のコンクールでの演奏曲がこの映画のタイトルとなっており、
「リズと青い鳥」は映画の中の童話をもとにつくられた曲です。

そして2人の関係性をこの童話に重ねてストーリーが進んでいきます。
この2人は親友同士ですがお互いがお互いを大事にしすぎているせいか、
相手に合わせて自分を制限してしまっています。

そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。
相手に合わせるのではなく、自分を解放して新たな道を開いていってほしい。

そんなメッセージも感じられる映画です。この機会に是非観てみてください。

伊藤日向子(環境デザイン学科 助手)

 

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