人と社会を豊かにする企画をデザインする
様々なデザイン分野の特性や可能性を理解し、それぞれの領域や過程で求められるリサーチや企画、マネジメントを行うために必要な手法、理論や知識について総合的に学びます。
様々なデザイン分野の特性や可能性を理解し、それぞれの領域や過程で求められるリサーチや企画、マネジメントを行うために必要な手法、理論や知識について総合的に学びます。
デザインプロデュースの基礎となる視座やプロセスを体験する
デザインプロデュースを理解するうえで基本となる物事の考え方や表現方法を体験します。多様な社会課題にデザインが関わっていることを知り、モノや空間だけでなく、かたちのないデザインにまで視野を広げます。
デザインプロデュースに関連する専門領域を知り、理論とスキルを総合的に学ぶ
デザインプロデュースに関わる専門領域は、コミュニティやまちづくり、アートやメディア、環境問題まで多岐に渡ります。それぞれの専門領域における理論を体系的に学び、事例を知り、必要なスキルについて習得していきます。
デザインと社会をめぐる新たな領域を自ら探り、プロジェクトを考案する
1、2年次に学んだ理論や実践の経験をもとに、より発展的な企画や制作に取り組みます。例えば、グローバル化する環境・経済問題や、官民連携による地域の公共的な事業、文化芸術に関わる活動など、複雑な社会課題とデザインとの関係性について、個人やグループワークを通して考えます。
社会におけるデザインのあり方を俯瞰し、プロジェクトを構想・実行する
4年間の集大成として、「制作」もしくは「論文」による卒業研究を行います。ここまでの学びを最大限に活かしながら、各自オリジナリティあふれる卒業研究を1年間かけて完成させていきます。
現代社会の抱える問題を読み解き、より豊な未来にむけたアイデアを個人やチームワークによって発想し、具体的な企画や提案に結びつける総合的なデザイン力。
デザインプロデュースの基礎となる視座やプロセスを体験する
デザインプロデュースを理解するうえで基本となる物事の考え方や表現方法を体験します。多様な社会課題にデザインが関わっていることを知り、モノや空間だけでなく、かたちのないデザインにまで視野を広げます。表現方法について学ぶプロセスは、「リサーチ」「発想・コンセプト」「企画・制作」の3つのステップに分けられ、全体を通してプレゼンテーション能力についても磨いていきます。
デザインプロデュースコースの入り口ともいえる、オムニバスの講義科目です。デザインプロデュースという概念をどう捉えていくかについて、デザインの事例、デザインプロセスなどを交えて多角的な視点で説明していきます。現代の社会的背景を通して生まれてきたデザインと、その生成プロセスの多様性や可能性、また課題について学んでいきます。
デザインプロデュースの制作を進めていく上で必要となる表現方法などのスキルの基礎を習得することを目的とした演習科目です。個人またはグループワークにより、リサーチ・分析やコンセプト作成、企画・プロトタイピングを毎週の課題に沿って行っていきます。近年は「水のデザインプロデュース」をテーマに、水を活用した新たな可能性につながる制作に取り組んでいます(上記画像は、Photoshopの生成AI機能により作成)。
企業で保管している期限近くの備蓄水の自動販売機を駅に設置し、一般の人に配布する企画です。企業で大量に備蓄されるペットボトルの飲料水の多くは、5年で期限を迎えます。災害がない限り入れ替えがおこなわれ、関係者に配布されますが、配布しきれずお金をかけて廃棄する企業もあると知りました。そこで、液晶パネルの自販機に企業が広告を出し、それを見た利用者が水を無料で受け取れる仕組みを企画しました。利用者側には日常的な防災意識の向上が期待され、企業にとっても通常より安い費用で駅に広告掲載ができ、備蓄水の廃棄をなくすことにもつながると考えました。
学内のコミュニティづくりを目的に、昭和女子大学のキャンパス内にウォーターサーバーを設置する企画です。マイボトルに1回20円で給水することができ、売上額から運営費を引いた差額は、水問題に対する支援を行っている活動団体へ寄付をします。ウォーターサーバーを提供する企業、大学、利用者、水問題に取り組む団体などによる連携体制を提案し、プロトタイピングとして実際にウォータースタンド株式会社にご協力頂き、2台のウォーターサーバーを期間限定で学内に設置しました。
デザインプロデュースに関連する専門領域を知り、理論とスキルを総合的に学ぶ
デザインプロデュースに関わる専門領域は、コミュニティやまちづくり、アートやメディア、環境問題まで多岐に渡ります。それぞれの専門領域における理論を体系的に学び、事例を知り、必要なスキルについて習得していきます。特に、デザインの企画や提案につなげるためのリサーチ能力を身につけるため、書籍などの紙面やウェブサイト上の調査だけでなく、フィールドワークやインタビューにも挑戦していきます。
これから学んで行く「デザインプロデュース」に関わる諸概念の概観を行います。「デザイン企画演習」での学び、企画内容を想定しながら、現代における様々なデザインの多様性とそれらを創出するプロセスについての基礎概念を議論や事例研究をもとに学んでいきます。
フィールドワーク・リサーチの初歩と、発想、提案、デザイン、プレゼンテーションなどの基本プロセスを、個人・グループワークを通して学んでいきます。前期は「アプリと空間」を基本テーマにし、大学に隣接する「三宿」という具体的なエリアの空間・人に対する提案の作成を試みます。後期は、博物館や水族館、公民館などの「◯◯館」をテーマに、より公共的なサービスとしての「経験のデザイン」について考えます。
三宿の知名度向上を目的とした、「坂」に特化したアプリです。三宿という土地の知られざる特色に、起伏量の多さと道の狭さがあると考えました。このアプリは、坂の写真をユーザーが投稿することで、2D・3Dの街が出来上がるシステムになっています。ユーザー同士で有名な坂を認定したり、名前をつけたり、坂を熟知したユーザーをSAKA MEISTERとするなど、楽しみながら進められる双方向性協力型のプロジェクトを目指しています。
神奈川県海老名市にあるロマンスカーミュージアム(小田急電鉄(株))の見所のひとつに、ロマンスカー(10車種)と通勤電車(5車種)が走るジオラマがあります。そのジオラマエリアを対象として、より充実した鑑賞体験をデザインしました。その名も「ジオラマくん」という紙のゴーグルを来館者に工作してもらい、ゲーム感覚で景色を探したり、過去の風景を知ったり、AR技術を活かした運転手体験ができる使用方法を考案しました。
デザインと社会をめぐる新たな領域を自ら探り、プロジェクトを考案する
1、2年次に学んだ理論や実践の経験をもとに、より発展的な企画や制作に取り組みます。例えば、グローバル化する環境・経済問題や、官民連携による地域の公共的な事業、文化芸術に関わる活動など、複雑な社会課題とデザインとの関係性について、個人やグループワークを通して考えます。一筋縄にはいかない、すぐには解決できないような社会の問題に対するデザインの新たな役割や可能性についても議論し、企画や提案などのアイデアにつなげていきます。
地球・環境・世界規模の課題に対して、正しく貢献できる創造力とそのデザイン・リテラシーを育てます。本講義では、バックミンスター・フラーが提唱した「デザインサイエンス」的視点を獲得するため、身体・精神スケールから、建築、都市、農業、環境、エネルギーと、スケールを拡張しながら創造的思考の拡大を試みます。
実在する企業を対象に社会性のあるサービスデザインに取り組みます。関連市場を洞察し、ブランディングやマネジメントも視野に入れながら、そこに必要な企画・制作・展開のアイデアをグループワークを通して可視化し、プレゼンテーションを行います。前期は、地域の中小企業を対象とします。後期は、NPOなど企業以外の組織も含むより広いブランドを対象に、SDGsの取り組みにも結びつけたサービスを提案します。
新潟県に伝わる手作り蝋燭の文化。職人不足や原料価格の高騰で衰退してしまっていますが、その復興に取り組んでいる蝋燭店があることを知り、昔ながらの良さを残した手作りの和蝋燭を広める企画を考えました。それは、週に1日、既存のカフェ空間を間借りし、日没後にのみ営業するレストランの提案です。料理メニューと共にキャンドルメニューを用意したり、使用した蝋燭をその後お店にキープしたり、お土産として持ち帰ることも想定しています。
食品ロスに対する対策を調査するなかで、非常食のロスに対する改善策がほとんどなく、非常食にロスが生じている現状自体が認知されていないことに着目しました。非常食には一般的に美味しくない、災害時以外には食べようと思わない等のイメージがありますが、それを新しい形で美味しく提供できないかと考えた企画です。防災活動に取り組むNPO、企業、ホテルが連携し、非常食をリメイクしたランチBOXを提供する仕組みを提案しています。
社会におけるデザインのあり方を俯瞰し、プロジェクトを構想・実行する
4年間の集大成として、「制作」もしくは「論文」による卒業研究を行います。ゼミに所属し、指導教員からアドバイスを受けながら、また、ゼミの仲間と協力しながら進行させます。年に2回ある講評会では、コース全体で進捗を共有します。3年次までの学びを最大限に活かしながら、各自オリジナリティあふれる卒業研究を1年間かけて完成させていきます。
デザイン企画演習の最終段階の演習科目であり、原則として、卒業制作を履修する学生を対象とした授業です。デザインの企画制作に関する総合的な能力を育成します。卒業制作を行うための具体的なスキルの修得と総合的なデザインプロデュースの思考を理解することを目的としています。
1年間かけて取り組む研究テーマを各自が持ち寄り、リサーチやゼミでの議論を通して決定します。その後、方法論について検討し、具体的な調査や制作に入っていきます。デザインプロデュースコースが対象とするフィールドは広大です。そのため、常に探究心を持ち、時にはゼミやコースの垣根を超えて教員や学生から意見をもらったり、交流することも必要になります。既存の枠組みにとらわれず、新たなデザインのあり方を開拓する研究を目指します。
タンパク質の需要と共有のバランスが崩れ始める「タンパク質クライシス」という地球規模の課題に対し、タンパク質資源としての可能性を秘める藻類に着目して企画を進めました。リサーチでは、藻類キットを用いた未来型の藻類農業も体験し、机の上で育つ藻の様子を記録しました。その結果、藻類に特化したワークブックやゲーム、アプリなどを組み合わせた教育ツールボックス「Algae Lab」を、小学校1〜3年生向けに提案しました。
街の和菓子店を地域住民にとってもっと身近な場所にすることで、和菓子産業全体を盛り上げることを目指して企画・実施したイベントです。贈り物として商品がまとめて購入されることの多い和菓子ですが、自分のために少数を購入する「ひとつください」を実現する、言いやすくすることで来店のハードルをグンと下げる前売り回数券が「あまやかしチケット」です。東京・日本橋にある人形町商店街の5店舗にご協力頂き、期間限定で100セットを販売しました。
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