卒業研究 2022年度 プロダクトデザインコース
野球ボールの展開図からできる「包むもの」の提案
吉岡 音々
野球ボールの展開図には「パーツの辺が曲線である」「同型の2パーツを90度回転させて組み合わせている」という特徴がある。これらを利用し、本来球である展開図から“包むもの” として新たな立体の作り方を提案した。本作品では、パーツの形状を用途に合わせて変化させた計 12種類のアイテムを制作した。
ボールの種類は多様であり、その数だけ展開図もある。それらを平面から立体的に覆う形として捉えることで、ボールのパネルの形に沿った様々な形が生まれる。そこから、その他の立体も多様に分割・展開できることに気づき、これを探求していきたいと考えた。本研究から、立体を曲線で分割してできた展開図は、直線のものよりも自由度があがり、用途の幅を広げることが分かった。制作した作品をはじめ、様々な人の生活に寄り添うプロダクトを提案する。
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