卒業研究 2022年度 プロダクトデザインコース
容器ノズルの設計
坂本詞音
現状の泡の表現は、円を組み合わせた様な形状であることや左右対称で泡の噴出口から放射状に、均等な圧力で泡を出すことができるものが大多数であり、多くの形状を再現することができていない。従って、泡を用いた表現の幅を現在よりも広げることを目的に、容器のノズルを設計した。
模様をテーマとして始めた本研究は、過程で模様をつける動作に着目した。
身近な例を調べる中で、泡スタンプハンドソープを発見した。そこで、現状の泡による成形に課題を感じた。徐々に決まった形のない泡で自由に成形することができないかと考え、出口の形状や位置、高さを調節したノズルを制作した。基礎研究では、直線や曲線、みや尖りなど多くの形と共通する要素をもつハートを再現することで造形の法則を探った。応用研究では、明らかになった法則を基に現状で再現不可能な形に挑戦した。
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