2020,04.23 プロダクト
みなさんはじめまして、
今年度より環境デザイン学科の助手になりました。
天沼と申します。
入職早々このような事態となってしまい、
皆さんに直接ご挨拶ができませんでしたが
事態が収束に向かい楽しいキャンパスライフが再び始まるとき、
会えることを楽しみにしております。
さて、早速ですが技術と文明が進んだずっとずっと先の未来。
けれどそこに住んでいる人々はとても現実味にあふれている。
そんな世界を皆さんはどのように想像しますか?
私がおすすめする本はそんな想像もつかないような未来、だけど現実味にあふれ、すぐに引き込まれてしまう小説です。
星新一「これからの出来事」
星新一さんはショートショートという小説の中でも特に短い作品を得意としており、
日本での第一人者です。
一作品7から10Pほどしかなく私のような小説を読むのが苦手な人でも読みやすい
おすすめの一冊になっています。
短く、すぐに物語が終わってしまうからこそ、
読んだ人それぞれの解釈があり、
何のつながりもない様々な物語は読者の想像、発想する力を培ってくれるような気がします。
特に私がおすすめする一作は本のタイトルでもある「これからの出来事」。
これはいま私たちが経験しているこの状況を暗示しているかのような物語です。
自分にとっての最善は何なのか、それは他人から見てもそうなのか・・・・そんなことを考えさせられる一作になっております。
この小説を読んだ人はこの中で好きな物語をぜひ私と語り合いましょう。
天沼雅史(環境デザイン学科 助手)
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