ファッションデザインマネジメントコースが、毎年11月の秋桜祭で発表するファッションショー。第20回公演にあたる今年度のテーマは、「唯芽 -YUIGA-」。今回は11月10日に行われた前日リハーサルの様子をご紹介します。
本記事では、ファッションショーの執行部でリーダーを務める鈴木里菜さん(ファッションコース3年生)を始め、衣装制作や演出に携わったスタッフ・モデル、照明係の方々に協力していただいた取材をもとに、本番間近の様子をお伝えします。
照明、音響などの機材と合わせた練習は今日が初めてです。1回目のリハーサル後、すぐに修正の指示を出し合っていました。 モデルやスタッフの待機場所では、リハーサルを撮った動画を確認したり改善点を話し合ったりする姿が多くありました。
Interview_01 執行部 鈴木里菜さん
ファッションショーの執行部でリーダーを務める、鈴木さんに話を伺いました。
Q. リハーサルを終えてどのような心境ですか?
A. 照明などの機材を本番通りに使用した、初めてのリハーサルでした。照明の有無でショーの見え方が大きく変わるので、学生を中心に先生や講師の方と何度も話し合いながら、調整を行なっています。リハーサルの回数を重ねるほどにショーが形になっていくのを感じます。
Q. ショーの制作で楽しかったことや、大変だったことはありますか?
「練習を重ねるごとに集まる人数が増えていくので、100人超をまとめてショーの運営をすることが大変だと感じます。ですが、製作者同士もモデル同士も仲が良いので、楽しさも感じました。集まるのは、一人ひとり、それぞれ違う角度からファッションのことが好きな人達です。そんな仲間たちとコミュニケーションを取ることも楽しいです」
Q. 本番、ショーに来る人に注目して欲しいところはありますか?
「ショー+αの演出です。ステージ横に飾られたオブジェは、今年度からチームを立てて制作に取り組みました。また、ショーのOP・EDの映像はプロの方に協力をお願いしています。パンフレットやステッカー、開演前に配布するメッセージカードなど、「言葉で伝える」ことにもこだわっています。ショーを見るだけでなく、お客さん自身に何かを感じ取って考えてもらえるような演出に力を入れたので、注目していただきたいです」
鈴木さん自身、ショーの取材を行った経験からファッションショーに憧れを持ったと話してくれました。取材班の私達にも楽しんで欲しいと笑顔で話す鈴木さんの表情からは、ショーの制作を真剣に楽しむ情熱が感じられました。ショーへの期待が高まります!
Interview_02 製作・演出スタッフ、モデルの皆さん
リハーサルの休憩中にバックヤードにお邪魔して、本番直前の製作スタッフやモデルの方々にお話を伺いました。
Q. リハーサルを終えてどうでしたか?
「まだ実感がわかないです!」(モデル)
「客席が思ったより近いことに気づきました」(モデル)
Q. 準備をしていて楽しかったことや大変だったことはありますか?
「これほど主体的に学園祭に関わったことが無く、自分から参加できて毎日が楽しかったです」(衣装・演出)
「モデルが全員揃う機会が少なく、全員での練習があまりできなかったことは大変でした。また、ステージの大きさが例年から変わっており、感覚を合わせることも難しかったです」(モデル)
「演出の変更で覚えなければいけないことが多かったです」(モデル)
「柔らかい生地でスーツを作ることが難しかったです」(衣装・演出)
「卒業制作と並行した作業をしているメンバーは特に大変でした!やっと本番を迎えられる!」(衣装・演出)
Q. 見所は何ですか?
「可愛いだけでなく、自立したかっこいい女性を服とウォーキング、表情で伝えたいです」(衣装・演出)
「みんなと気持ちをひとつにして煌びやかな雰囲気を出せるように頑張ります」(モデル)
「モデルが男子だけというのが私たちが初めてなので、どの部門よりもかっこよく見せたいです」(モデル)
どのチームでも、衣装制作は夏休み毎日学校に来てやりました、モデルはなかなか集まらずに大変でした、という声が多くありました。リハーサルの緊張した空気感とは打って変わって、バックヤードでは楽しそうに会話していたのがも印象的でした。
Interview_03 照明スタッフ
舞台の照明係の方にも取材に協力していただきました。
Q. 見所や本番への意気込みを教えてください。
「高校生の頃から光の演出に興味があり、昨年度に引き続き、ファッションショーの照明係を担当しています。光が変わると、ステージの印象がグッと変わります。プロの方と話し合って、理想のイメージを実現させるために頑張ってきました。大変なことも多いけれど、明日はモデルさんが映えるように頑張ります!」
照明係の近くでは、来年度から照明を担当する2年生が先輩の姿を注意深く見学していました。先輩から後輩へ、技術が継承されていく現場を見ることができました。
華やかなステージを作り上げるために、見えない場所で多くのスタッフが力を尽くしています。ファッションコースに興味を持っている学生の方々には、是非裏方と呼ばれる先輩たちの勇姿を目に焼き付けていただきたいです!
本番前日ということもあり、取材させていただいたスタッフの方々の顔には焦りや緊張が見られました。しかし、それを上塗りするほどの「明日のショーを成功させたい」という熱意を感じます。約1年間、ファッションコースの学生を中心に作り上げてきたファッションショー。本番へ向けた練習は、当日まで続きます。
(取材:清野、新谷 DP総合演習_FashionのPR戦略)
**********************
Fashion Show_2023
唯芽 -YUIGA-
[Date]
2023.11.11(sat)-12(sun)
① 12:00-13:00 *OPEN 11:30
② 14:30-15:30 *OPEN 14:00
[Venue]
Showa Women’s University
[More Information]
@swu__fashionshow
produced by
Fashion Design Management Course
Dept. of Environmental Science and Design
Showa Women’s University
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
© Showa Women's University