「失われたクメール美術」教育復活プロジェクト2024

2024,09.07 プロデュースDP総合演習イベント

(DP総合演習:昭和女子大学 環境デザイン学科 藤澤忠盛研究室)
カンボジア国営テレビ報道 2024年8月
https://youtu.be/kr0cCsrPXKs(「失われたクメール美術」教育復活プロジェクト2024)
カンボジア プノンペン新聞報道 2024年8月https://www.freshnewsasia.com/index.php/en/localnews/354289-2024-08-22-12-28-07.html
王立プノンペン大学 絆ホールとカンボジアソンブール小学校で開催しました!大勢の小学生や大学生がワークショップや美術授業、シンポジウムに参加してくれました。

事業の趣旨・目的
カンボジアの文化はアンコール繁栄時には近隣諸国に多大な影響を与え、東南アジアの中核として担っていた。その後フランス植民地時代には「東洋のパリ」と称賛された美しい街並みが立ち並び、西洋文化も発展させながら、独自のクメール文化を保持していた。その後約2000 年まで内戦に突入しクメールの伝統美術は破壊された。現在では世界的ニーズがあるのにも関わらず、継承者や専門的な知識を持ったアーティスト、研究者が存在しない為にクメール美術とその美術教育の復活はさらに困難になってきている。内戦を生き残った正確なクメール美術の知識や経験を持った人間が年老いており、急がなければ歴史検証と復活が不可能になってしまう背景がある。また復活させたくてもカンボジアは明らかな人材不足であり、日本・世界からの専門的な人的支援は大きな国際貢献といえる。アジア最貧国となったカンボジアでは現在 小学校・中学校では美術授業は行われていない。アンコールワットを生んだこの美術大国がクメール的個性を学ぶことができないことは非常に残念と言える。クメール美術とその教育の復活を最大の目的とする。

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