茶室を仕上げるvol.2

2024,12.26

2024年9月20日と21日の二日間実施した三軒茶屋キャンパスで行った茶室ワークショップの模様をお伝えします。
2x4工法で制作した千利休の国宝である茶室待庵に日本の伝統工法で仕上げを行うワークショップです。
当日は残暑のきつい日でした。

当日の朝、講師である職人さん4人衆が荷下ろしをしている様子です。

茶室は昭和の泉の前の滝が見える風光明媚な場所に設置されました。足場で囲われた茶室が右側に見えます。

最初は移動された茶室を水平にする作業。てこの原理を使って思い茶室を移動しました。

朝の作戦会議です。大工さんの説明を真剣に聞く学生たち。

三つの班に分かれての作業です。屋根班と外壁班と窓枠班の三つです。

屋根班が瓦を引っかける下地を取り付けています。

窓枠の取り付けの考え方をベニヤ板に描かれた原寸の図面を見ながら説明を受けています。

屋根班は瓦を屋根に運び、窓枠班は大工さんと寸法の確認をしています。瓦は古い民家の100年以上の年期の入ったものです。

職人の講師の方々の指導のもと、学生たちが瓦を設置していきました。強くたたいて何枚も割れてしまいました。微妙な加減が難しいです。

屋根班は屋根が終わったら外壁の千葉の工房で割いた竹の下地取付の作業に移りました。

ベニヤ板に防風・防水・透湿シートを張った後に下地角材を取り付け、焼杉の外壁を取り付けています。

ここから二日目です。外壁の荒壁用の土を素足で踏んで塗る前の準備をしています。

こての使い方と土壁の塗り方の講習を左官職人講師から受けているところです。

荒壁塗りをしているところです。平らに塗るのが本当に難しいです。

左の壁では荒壁を塗っています。右側の壁では焼杉を取り付けています。

今回のワークショップに参加したメンバーです。

次回へと続きます。

(建築・インテリアデザインコース 田村圭介)

 

 

 

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