2025,02.25 プロデュース
デザインプロデュースコース3年の太田実来・中田楓花が、同コースの演習科目「デザイン企画演習II1」(非常勤講師:土井智喜先生担当)内で考案した企画「〜小江戸をのぞき見〜 虎スクカード」を、株式会社虎屋菓子舗の「御菓子司 虎屋」様で1月26日に実施しました。
課題は「ゆかりのある地域に根ざした企業を1つ選び、存在や魅力をより多くの人に伝える企画を提案する」というもので、私たちはメンバーの1人にゆかりのある千葉県香取市佐原を選び、360年余り佐原の地で菓子店を営んできた歴史ある御菓子司虎屋様に興味を持ち、企画を進めました。
私たちは、御菓子司虎屋様の商品の1つであり、無料配布用としても取り扱われている「虎スク」の形とパッケージに着目しました。現在の虎スクは丸いドーナツ型の形をしていて、印字が無い透明な袋で包装されています。このパッケージを工夫することで、小江戸の風景が広がる佐原の魅力と虎スクのユニークさを同時に伝えたいと考えました。
企画は、私たち自身が手描きで作成した佐原のイラストカードをこの虎スクの背面に重ねて、虎スクの穴から佐原の風景をのぞき見してもらうという、無料配布用の虎スクの新しい提供方法を考えました。この企画を御菓子司虎屋様に提案、実装させていただけることになりました。
イラストカードは御菓子司虎屋様の当主19代目に因み、19種類用意しました。加えて、巻物の形をしたポップと、虎スクを活用した写真映え方法を載せたポップを展示用に作成しました。
イベント当日の朝には株式会社虎屋菓子舗様に95個の虎スクを用意していただきました。私たちはイラストカードを貼り付ける作業を行い準備しました。そして来店されたお客様へは企画を説明するとともに、私たちの手でイラストカードを配布させていただきました。
応援やお褒めの言葉をいただきながら、12時から16時の間に95個全てを配布することができました。
何度も佐原を巡ったり、19種類のイラストを描いたり、大変なことも多くありましたが、自分たちが考えた企画を実装させていただけたことを有り難く思っています。
お力添えいただいた御菓子司虎屋様、先生方、ありがとうございました。
【追記】
本企画にご協力いただきました株式会社虎屋菓子舗様、当日ご来店いただきました皆様に感謝申し上げます。(デザインプロデュースコース教員 金子友美)
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