世田谷フォント

2025,12.11 プロデュース

2025年夏、デザインプロデュースコースでは「ご当地フォント」における「福祉×デザインのプロデュース力」というワークショップを開催しました。
「ご当地フォント」とは、日本中の障がいのある人・学生・デザイナー・障害者支援事業所による共創アートワーク(フォント・パターン)を世界中に届けるソーシャルプロジェクトです。無料のフォント、ワンコインで購入できるパターンで活用をどんどん広げ、有料の企業・団体向けで障がいのある人への収入支援をしています。一般社団法人シブヤフォントがプロデュースし、2025年度には全国22地区に広がっています。(詳しくはこちら→ご当地フォント
今回その「ご当地フォント」のひとつとして生まれた「世田谷フォント」の制作まで体験できるプログラムに、本学科デザインプロデュースコースの学生が参加しました。当日は一般社団法人シブヤフォントと株式会社フクフクプラスの共同代表である磯村歩氏を講師に迎え、8月22日と29日の2日間、ワークショップを行いました。初日は磯村氏の経歴から「シブヤフォント」の活動についてお話をうかがい、「ご当地フォント」のプロデュースについて学びました。


2日目には実際に障がい者の方が描いた絵を元にパターン展開をしました。Adobe PhotoshopとIllustratorを使用し、パターンとして使用できるよう整えました。そしてそれらが、世田谷フォントのひとつとして公式サイトにアップされました!
できあがった作品はこちら→「蝶と笑顔の花畑」「銀河つなげる笑顔」の2作品が本学科学生の作品です。

参加した学生からは「私たちが福祉についてどう関わっていけるのかについて考えることができた。」「今回の講義で障がい者の方と共生していくためにあるべき社会の形や、仕組みをアートを通して考えることができた。」といった感想が寄せられました。
このワークショップは来年度以降も実施予定です。今回スケジュールが合わず参加できなかった学生も是非来年参加してください!!
デザインプロデュースコース教員 金子友美(サムネイル画像: SETAGAYA FONT  )

〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57

© Showa Women's University