2026,02.09 プロデュース
2026年2月6日(金)、環境デザイン学科 デザインプロデュースコースでは、学生ホールにおいて、演習科目および卒業制作の優秀作品を対象とした「選抜合同講評会(プレゼンテーション報告会)」を開催しました。 1年生から3年生の演習課題に加え、4年生の卒業制作から選抜された優秀作品を発表する場として毎年実施しているものです。
今年度は全11課題の発表が行われ、1年生から4年生まで約100名の学生が参加しました。

成果だけでなく「考え方」と「プロセス」を共有する
デザインプロデュースコースの学びは、アイデアを出すこと自体をゴールとせず、提案の基礎となるリサーチに加えて、社会や地域、人(利用者)と関わりながら検証し、改善を重ねていくプロセスを重視しています。合同講評会では、制作物の完成度だけでなく、
• なぜそのテーマを選んだのか
• 誰に、どのような体験を届けたいのか
• どのようなリサーチやフィードバックを経て企画を磨いてきたのか
といった点まで含めた発表が行われました。
参加した学生からは、「企画の背景や意図が明確で、納得しながら聞くことができた」「完成度の高さの裏に、地道なリサーチや試作があると実感した」といった声が多く寄せられました。
学年を越えるからこそ得られる刺激
普段の授業では、同学年の作品に触れる機会が中心となりますが、合同講評会では学年を越えて提案に触れることができる点が大きな特徴です。 1・2年生からは、「1年生でここまで考えられるのかという驚きと、4年生はやはり完成度が高いという刺激を同時に受けた」という声があり、上級生からも、「後輩の柔軟な発想や行動力に刺激を受けた」といった感想が聞かれました。 また、グループ制作について「個人では出せない視点の多さが、企画の強さにつながっている」と感じた学生も多く、協働を通じた学びが発表からも伝わってきました。
「伝える力」もプロデュースの重要な要素
今回の講評会では、企画内容に加え、プレゼンテーションの構成や伝え方に学びを得たという声も多く見られました。「話すスピードや構成が工夫されていて聞きやすかった」「スライドの情報量や図・写真の使い方が参考になった」など、相手に伝えるためのプレゼンテーションの工夫が、企画の説得力を高めていることを実感する機会となりました。
卒業制作が示す「1年間の積み重ね」
講評会の最後に行われた4年生による卒業制作の優秀作品の発表は、下級生にとって特に印象的な時間となりました。 講評会のアンケートには、下級生からは「完成度やデザイン性が高く、1年間かけて取り組む重みを感じた」「自分の興味や関心を起点に、社会とつながる形で企画を深めている点が印象的だった」といった感想が確認され、卒業制作が知識・技術・思考・行動力を統合した集大成であることが共有されたことがうかがえます。
講評会全体を通して多く聞かれたのが、「実際に行動し、検証を重ねることが企画を強くする」という気づきでした。デザインプロデュースコースでは、こうした発表と対話の場を通じて、学生が学年を越えて刺激を受け合いながら、次の演習や卒業制作へと学びをつなげていきます。
選抜合同講評会担当 デザインプロデュースコース教員 羽深太郎
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