グラレコとは「グラフィックレコーディング」の略語で、会議やシンポジウムの場で、その内容を言葉やイラスト、図形を使って可視化・記録する手法です。最近では、テレビの情報番組などさまざまな場面で目にする機会が増えています。
2月19日、デザインプロデュースコース主催の「グラレコワークショップ」を開催しました。講師としてお招きしたのは、エリアワークス株式会社の古谷栞先生です。古谷先生は大学院修了後、都市計画コンサルタント会社でまちづくり業務に従事され、その後、現会社に入社。都内各地のエリアマネジメントに携わっていらっしゃいます。

先生からのレクチャー
当日は、環境デザイン学科の2年生と3年生、合わせて9名が参加しました。
はじめに、先生からグラフィックレコーディングとは何か、どのような場面で活用できるのかについてお話をうかがいました。その後、実際に手を動かしながら、話の内容を可視化する演習を行いました。
演習では2人1組になり、「昨日あったこと」や「互いのマイブーム」について語る人とレコーディングする人の役割を交互に担当しました。重要なポイントに使うアイコンをあらかじめ決めておくことや、マーカーは濃い色で記述し、薄い色をアクセントとして使うことなど、分かりやすく示していただいたことで、学生たちは皆、積極的に取り組むことができました。また、話者が「まずは」と切り出した場合には、その後に複数の事柄が続くことを予想できるなど、言葉の構造を意識することの大切さも学びました。

2人1組でグラレコに挑戦!
特に印象に残ったのは、グラレコは単に他者の話を聞いてまとめることではなく、自分が大切だと感じたことを伝える営みである、というお話でした。「自分はこう受け取った」という記録を作ればよいのであり、単に美しいグラフィックを作成することが目的ではない。人に伝える行為そのものが、自身の創作活動にもつながっているのだと感じました。
今後の活動方針として、「まちづくりの中でグラレコの意味を明らかにしたい」とおっしゃった先生の言葉も印象的でした。
参加した学生からは、「全く知らなかったジャンルに出会えた」「(ワークショップが)楽しかった」「自分の意見を可視化してもらうことで、他の意見との違いを客観的に見ることができた」といった感想が寄せられました。

わかりやすくポイントを教えていただきました!
今回のワークショップを通して、グラフィックレコーディングは単なる記録手法ではなく、対話を深め、他者理解や自己理解を促すための創造的なコミュニケーションの方法であることを学んだように思います。今回の経験が、学生一人ひとりの今後の創作活動やまちづくりへの関心を広げるきっかけとなることを願っています。
デザインプロデュースコースでは、長期休暇等を利用してこうしたコースイベントを複数行っています。今回都合が合わず参加できなかった方もぜひ次の機会に参加してください! (デザインプロデュースコース教員:金子)

みんなのグラレコを前に記念撮影
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