今日は本の紹介をします。
2017年6月に彰国社から「世界の広場への旅 もうひとつの広場論」という本が出ました。
こちらは本学の名誉教授である芦川智先生の研究室で1990年から26年間にわたり行った海外都市広場調査の成果をまとめた本です。私も少し執筆させていただています。
クラクフ(ポーランド)の広場調査で訪れた国は延べ86カ国、広場の数は1059になります。この本ではその中から19カ国、69の都市を選び、それらの都市と広場を紹介しています。
その本がこのたびEXILEメンバーの橘ケンチさんが開いている「たちばな書店」(EXILE mobileのサイト)というページで紹介されました!「皆さんおすすめの本」のページで2019/3/24付けのアップです。
クラクフ(ポーランド)の広場
たちばな書店」※非会員でも閲覧可能 https://m.ex-m.jp/Cts/book/2017/tachibanakenchi/index
まさかこの本をEXILEメンバーの方がとりあげてくださるとは思っていませんでしたが、広く多くの方が目にしてくださっていることを嬉しく思います。
紹介してくださった方も「タイトルと装丁にひかれて」と書かれていますが、装丁に使われているスケッチは全て芦川先生の手描きによるものです。本の中には若干写真も使っていますが、この手描きスケッチが本の最大の特徴になっています。芦川先生は「スケッチを描くと色々なものが見えてくる」と仰っていました。写真はシャッターを押せばその場面を瞬時に切り取ることができますが、スケッチを描くにはそうはいかない。ひとつひとつ手を動かすことで様々なことが確認できて、写真では気づかなかったものが見えてくるということだと思います。
ヴァラーナシー(インド)のガート空間
この本では、国や言語、宗教、地形、その他独自の視点で18のカテゴリーに分け各国のヴァラーナシー(インド)のガート空間都市広場を紹介しています。長年の調査・研究をまとめた本ではありますが、旅のガイドブックとしても活用していただけるかと思います。ぜひ書店で手にとってご覧ください!
彰国社「世界の広場への旅」紹介ページ(中身をPDFで立ち読みできます。) https://www.shokokusha.co.jp/?p=8533
教授 金子友美
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